日本語小説向けのルビを表示/入力するためのObsidian用プラグイン、Japanese Novel Ruby をリリースしました!
以前から作りたいとか作らないとか言ってたやつですが、結局作りました。
詳しくはREADMEに書いてあります。日本語版READMEもアルヨ
つかいかた
Obsidianアプリ内の設定>コミュニティプラグイン>閲覧から「Japanese Novel Ruby」で検索し、インストールしてください。(コミュニティプラグインを有効化していない場合、先に有効化してください)
以下からもインストールできます。
https://obsidian.md/plugins?id=japanese-novel-ruby
主な機能は二つです。
ルビ表示機能
このプラグインを有効化すると、一般的な日本語のWeb小説サイトで使われている形式(|漢字《かんじ》)のルビ記号を入力すれば、それがルビとして表示されるようになります。
つまり、Web小説サイトに投稿する際のルビをプレビューしながらの執筆が可能です。
↑「小説」にカーソルが合っている時はこういう形式でルビを編集できます。
カーソルが外れると「日本語」のところのようにルビとして見えます。
プラグインの設定で、ソースモードでのルビ変換は無効化できるようにしてあります。お好みで。
ルビ / 傍点挿入機能
前回 Obsidianで小説を書くTips:Templaterでルビや傍点用の記号を一発入力 を公開しましたが、せっかくなのでプラグインにも類似機能をつけました。
コマンドから「Japanese Novel Ruby:ルビを挿入」を選ぶと、↓のようなダイアログが出ます。
あらかじめルビを振りたいテキストを選択してからコマンドを実行すると、本文として選択テキストが入力されます。
類似の「傍点を挿入」コマンドも用意しました。
傍点は「・」派や「、」派があると思うので、振る文字は設定から変更出来るようにしました。
なお、やっぱルビなしで、と思った場合は、「選択範囲からルビを削除」コマンドもあります。
モバイルで使う場合はコマンドをモバイルツールバーに割り当てて、アイコンを設定するのがオススメです。アイコンの設定方法は 前回の記事 の最後のほうで参考サイトを紹介しています。
おわりに
言わずもがな、ほぼ日本国内限定のマニアックなプラグインですが、私はObsidianで小説を書くことを強く推しているので、そういうことをやろうかなと思った方のお役に立てば幸いです。
なお、このプラグイン、実は1ヶ月前にリリース自体はしていましたが、公式リストに載せてもらうまでのコードレビューに初回3週間、軽微な修正後に再度見て貰うまでに1週間、で計1ヶ月かかりました。プラグイン開発しようかなと思う方の参考まで。(かなり時期によるところが大きいと思います)
プラグインの公開にあたり、GitHubの自動化ワークフローなどのことも知らなすぎてちょっと学んだので、その辺りの知見もそのうちまとめようと思います。
それではよいObsidianライフをʕ ·ᴥ·ʔノシ
コメント